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片隅抄

2016.07.23

2016年07月23日(土)更新
モノが豊富な時代に育った今の子どもたちの多くは知る由もないだろうが、昔は〝ツギ当て〟のある服は当たり前だった▼わんぱく盛りの子どもにとってズボン(古い言い方?今はパンツかな)のひざ小僧がやぶれ、ツギ当てとなったのは元気な勲章だったものだ。たしか「巨人の星」の飛雄馬も少年時代はツギハギだらけの服を着ていたはず▼ズボンだけでなく、上着のひじの部分や靴下もツギ当てで延命させた。自分のことを振り返っても、母親の思い出の1シーンに、日当たりのいい廊下でせっせと縫い物をしてくれていた姿が忘れられない。モノを大事にする心はそんなところで養われた▼8月2日にいわきアリオスで行われる「第61回あそび工房・おもちゃクリニック」のメーンテーマは〝大切なおもちゃを自分で治してみよう〟だ。壊れたおもちゃは買い換えればいいものではない。自分で治して(直して)長く大切に使ってもらう――いいイベントだと思う。
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