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片隅抄

2016.05.31

2016年05月31日(火)更新
暴力や食事を与えないなど、わが子を虐待する親の多くが「しつけ」だと言う。その開き直り方は「だから犯罪でも暴力でもない。わが家のことに他人は余計な口出しをするな!」と言わんばかりだ▼北海道の山中で起きた今度の小学2年生置き去り事件も「しつけ」が発端だった。車内でどんなことがあったのか詳しいことはわからないが、一時的にカッとなって衝動的に子どもを窮地に追いやった点では、先の虐待と同じだ▼結局のところ「しつけ」はこじつけで、未発達の子どもの言動を広い心で受け止め、わかりやすい言葉で諭すか、日ごろから態度で子どもの手本となることのできない親が多いということだ▼それを「指導」と置き換えれば、親は部活動の先輩、会社の上司に当たり、似たようなことは日常で起こっている。問題は子ども、後輩、部下がどう受け止めているかなのだが、道理のないカッとなった末のしつけ、指導では本人のためになるわけはない。
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