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片隅抄

2016.05.10

2016年05月10日(火)更新
「寄ってがっせぇ」「お茶でも飲んでがっせぇ」――地元のおばあちゃんたちが、簡素な土産小屋をつくって参拝客をもてなしていた▼会津の西方には「会津ころり三観音巡り」という信仰が根づいている。鳥追観音(西会津町)、中田観音(会津美里町)、立木観音(会津坂下町)をお参りすることで、長患いすることなく〝ころり〟と極楽往生できるという考えだ▼この日曜日、3つの観音さまを回って、おばあちゃんからお茶や漬物の接待を受けて心癒やされてきた。会津にはこれに伊佐須美神社、大山祇神社、円蔵寺を加えた「会津六詣出」という信仰があり、そして日本遺産に認定された「会津三十三観音巡り」がある▼会津の小さな町と町を信仰で結び、それぞれの町がもっている美しい自然や文化遺産を観光に置き換えて誘客を図っている。ゴールデンウイーク上がりだったが、熱心な参拝客の姿が大勢見られた。いわきでは見られない会津ならではの取り組みだ。
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