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片隅抄

2016.04.21

2016年04月21日(木)更新
今月14日、突如熊本地方を襲った「熊本地震」は、いまだに余震が続き、被災者の不安が消えることが無い日々が続いている。その様子は連日のテレビ放送で目に飛び込んできて、改めて事の重大さが伝わってくる。その一方、現地では、報道の在り方も問われている▼被災者に対しての無慈悲的な強引な取材等。報道が目的とはいえ、被災者のストレスを増加させる結果となり、行き過ぎじゃないかとの声も多い▼そんな状況を作っているのが、報道各社のスクープ合戦だろう。「他社を出し抜く」スクープは報道人にとっての真骨頂かもしれない。最近は、本来の目的を見失い、視聴率を稼ぐためのスクープ。そんな感じが否めない。それが行き過ぎた取材を生むのかもしれない▼激甚災害時の報道では視聴率調査をやめるべきだという専門家もいる。個人的には大賛成だ。災害時の報道に必要なことは、正しい状況説明と被災者に寄り添ったきめの細かい情報の提供だろう。
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