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片隅抄

2016.03.12

2016年03月12日(土)更新
茨城県常陸大宮市に「風車の弥七」のお墓がある。ご存じ、テレビ版『水戸黄門』の名わき役で、ご老公一行がピンチのときに赤い風車を飛ばして登場。あるいは、ご老公の指示でスパイの役も果たした▼弥七のお墓があるのは県北部の山間地、合併前の旧緒川村だ。役のモデルはいないとされてきたが、地元では実在した盗賊(忍者だったとも)〝松之草村の小八兵衛〟が弥七のモデルだと観光PRをしてきた▼20年前に初めて訪れたときは道路わきのお墓にひっそりと風車が供えられていたぐらいだったが、先日、久しぶりに足を運ぶと、お墓周りはバスが駐車できるほど拡幅整備され、道路沿いは派手な幟で埋め尽くされ、怪しげなお寺が立ち、墓参りは有料になっていた▼墓守の僧侶がいて即席の祈とうをしたり解説もする。関連本や弥七関連のTシャツ、CDなどいつの間のかお土産もできていた。その変ぼうぶりに観光地ってなんだろうと改めて考えさせられた。
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