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片隅抄

2016.03.10

2016年03月10日(木)更新
今、5年前の今日のことを思い出している。中学校の卒業式を明日に控えた、特に変わったことも無い穏やかな一日だった▼サスペンス物のドラマ風に言えば、「まだこの時、いわき市が、いや、東北全体が修羅場と化してしまうなど、誰一人知る由も無かった」と続くのだろう。震災当日のことは鮮明に覚えていても、前日のことはなかなか思い出せないものだ▼ただ、その日の早朝、エレベーターが止まるくらいの大きな地震があった。三陸地方でも地震が頻発しており、ニュージーランドでは、日本人留学生が多数犠牲になった大地震があった。九州霧島連山新燃岳の噴火もあり、今思えば、これらはあの大震災の予兆だったのかもしれない▼5年たった今、ニュージーランドでも大きな地震があり、桜島や霧島連山でも噴火があった。あまりにも似た状況に、寒けがする。「備えあれば憂いなし」。自然の力には勝てないが、過去の教訓を生かし「減災」にすることはできる。
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