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片隅抄

2016.02.12

2016年02月12日(金)更新
社会福祉事業の1つに地域の独居高齢者宅を訪問する活動がある。先日も鹿島地区で同様の取り組みがあり、児童が保護者や大人たちと班を編成し手紙や弁当、チューリップなどの鉢植えを届けた▼この取材で数年前の出来事を思い出した。ある地区での高齢者宅訪問を記事にしたのだが掲載後、依頼した主催団体からこちらに連絡が入った。「新聞に載った家の人が知り合いからいろいろ言われ、悩んでいる」「そちらで謝りに行ってほしい」▼事前に顔写真不可との申し入れがあれば相応の対応が取れたものの、この期に及んでのクレームには納得いかず、結局そのままになった。良かれと思ったことも、対象者には迷惑することもある▼先の鹿島地区でも出発の際、関係者が「届けてくれた子どもたちにお返しができないから断りたい」という声を紹介した。この辺の見極めが肝心だろうが、児童たちを含め、住民が地域の高齢者を気遣う心だけは大事にしたい。
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