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片隅抄

2016.02.08

2016年02月08日(月)更新
いわきにとって「11日」が特別な日となって丸5年。そしてひと月先には、多くの人の命日となった「あの日」がやってくる▼災害公営住宅の整備や津波で被災した沿岸域の防波堤建設など、市内では震災復興関連事業が着々と進められている。まちの風景が大きく変わったところも少なくなく、新しいふるさとづくりが進んでいることを実感する昨今だ▼いわき市俳句連盟の合同句集「いわきⅣ」を開いてみる。「震災特集」として、昨年10月に発行されたものだ。193人の計1930句が収められている。震災当時を詠んだ作品も多い。「大津波」「瓦礫浜」という言葉は、いや応なしにかの日々を想起させる。その一方で、〝震災後〟を生きる心情を表現した作品も目立つ▼句のいくつかに、自らの5年を重ねる人も多かろう。今、いわきには三十数万の人々が住んでいる。それぞれの5年はどんな日々だったのだろうか。1句1句を読みながら、深い感慨は尽きない。
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