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片隅抄

2016.02.06

2016年02月06日(土)更新
〝刀剣女子〟なる一団がいる。美男子キャラクターが登場するオンラインゲーム「刀剣乱舞」の人気で、博物館の刀剣展は女性であふれている▼かくいうわが娘もその熱にほだされた1人で、彼女の部屋には沖田総司が池田屋事件で振るった「加州清光」と織田信長とともに本能寺の変で消えた「薬研藤四郎」の模造刀があるほどだ▼娘に誘われ東京国立博物館で〝天下五剣〟の1つといわれる足利将軍家や豊臣秀吉が持っていた「三日月宗近」、徳川ミュージアムでは伊達政宗所用の「燭台切光忠」、鹿島神宮では刀身が2・23㍍もある最古最大の国宝の直刀を見た▼人を斬る武器であった刀は、太平の世になると芸術品として扱われ、〝鎬を削る〟など刀にまつわる言葉も多い。間近で見た名刀は刃文や反り、拵えなどどれもすご味を感じた。実は市内にも重要文化財級の名刀がたくさんある。現代アートではないが、市立美術館で「いわきの名刀展」を開いてほしい。
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