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片隅抄

2016.01.29

2016年01月29日(金)更新
田中角栄氏をテーマにした石原慎太郎著『天才』(幻冬舎)を買うため書店に走ったが、見当たらなかった。昨日の新聞広告では「発売即10万部突破」とある。コンビニでも購入できるほど、最近は田中本ブームだ▼それにしても、かつて福田派に属し反田中の急先鋒だった石原さん。何故、筆を執ったのか理解しがたいが、まずは同書を読んでからにしたい。これとは別に田中氏の秘書を長らく務めた朝賀昭著『お庭番が激白』(講談社)を最近読んだ▼その中に昭和50年、都知事選に立候補した石原さんが田中事務所を訪れたくだりがある。支援を求めたことに違いないが、自分をあしざまに悪く言う相手に対しても度量の大きいところを見せたという▼環太平洋連携協定(TPP)交渉で汗をかいた甘利経済再生相が現金授受を突かれ、辞任した。後任には総裁選で親分の寝首をかいた石原さんの長男が就く。この親子の姿と田中氏を重ねずにはいられない。
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