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片隅抄

2016.01.18

2016年01月18日(月)更新
神戸市の阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」を訪れたことがある。震災を伝え、未来の防災・減災に生かしていこうという施設だ▼見学して一番衝撃的だったのは、地震により破壊されるビルや道路などの再現映像。周囲には、まちが壊れ炎に包まれていくさまに目をそむけたり涙を流したりする人もいて、自身もこれを機に、地震災害に対する認識を新たにした▼昨日は、テレビをつけるたびに、阪神・淡路大震災の追悼行事の報に触れた。復興が成った今でさえ、失った家族を悼みつつなお自責の念にかられている人、歳月がたったことによる〝風化〟を懸念する人、それぞれの声に多くを考えさせられた▼いわきが体験した震災から間もなく5年。またいつかどこかを襲う地震災害に備えて、私たちは神戸の人々の声を今後に大いに生かしていかねばなるまい。なぜなら、いつまでも〝風化〟させない努力は、被災者だからこそできることなのだと思うから。
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