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片隅抄

2015.09.17

2015年09月17日(木)更新
いささか旧聞に属するが、川内村の遠藤雄幸村長が、村内にある汚染土壌などの廃棄物を一時保管する仮置き場からの搬出が予定より遅れている責任をとって、自らの給与を減額する条例改正案を村議会に提出した▼「村内での保管期間は3年」という村民との約束を守れなかったことが理由だが、それは村内からの搬出先となる中間貯蔵施設の整備の遅れが大きくかかわっており、その責任を村長1人が負うものではない。むしろ国の責任こそ重大だろう▼愚直、ばか正直と人は言うかもしれないが、国立競技場やエンブレムの問題で揺れる2020年東京五輪の一連の騒動で誰も責任を取ろうという人が出ないことにいささかうんざりしている昨今にあって、小さな村の村長の〝けじめ〟は評価されていい▼エンブレムの問題だけでも何億という税金が無駄に使われたのに、責任はうやむやになってしまった。彼らにどれほどの〝覚悟〟はあるのか、当人に聞いてみたい。
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