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片隅抄

2015.04.24

2015年04月24日(金)更新
先日、総理官邸屋上で見つかった「ドローン」。何とも人を食ったような名前だが、この小型無人ヘリコプターの飛来に政権中枢が激震に見舞われている。重要施設が集中する東京中心部の防空態勢がいかに脆弱だったか思い知る▼もっとも、古くは太平洋戦争の初戦勝利にわく昭和17年4月、米軍母艦から飛び立った「B25」爆撃機が本土初空襲を決行、日本国内数カ所に被害を与えている。当時の軍部首脳に高い対空防衛意識があったか知らぬが、のちの大空襲がわが国の命運を決めている▼さらに51年9月には東西冷戦下の緊張高まる中、旧ソ連の最新鋭戦闘機「ミグ25」がレーダー網をかいくぐり、函館市内に着陸した。いわゆる「ベレンコ中尉亡命事件」も起きている▼島国だけに依然として外敵襲来には安穏としているようだ。軍事飛行物体のみならず空路を経由し、海外からの来日者も多数いる。陸海に比べ無限に広い空。安心して仰ぎ見たいものだ。
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