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片隅抄

2014.12.29

2014年12月29日(月)更新
今年の元日、水平線から昇る初日を見た。日の出の瞬間に全く雲がかかっていないことは、そう多くはない。まして、それが元日であるのは10年ぶりだった。よい年になりそうだ―そんな気持ちになった▼そして今、1年間を回想する。市民にとって一番大きかったのは、消費税増税か。御嶽山の噴火や広島の土砂災害もあった。一方、日本人3氏のノーベル賞受賞など明るい話も▼このように振り返った時、思うことがある。人生の折り返しを過ぎたころからだろうか、1年を総じて、出会いより別れの方が多かったと感じるのだ。10代の時は進学するごとに友が増えた。社会人になると公私とも知り合う年代の幅が広がった▼が、不惑を過ぎると別れの数が増えてきた。先達との死別だけではない。年を重ねるにつれ、自他ともに人間関係を整理する人生の節目を迎えているせいだと思う。去りし人々に思いをはせながら、今ある絆の大切さが心に染み入る年の瀬である。
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