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片隅抄

2014.08.09

2014年08月09日(土)更新
終戦の年から今年で69年。子ども心に戦争の記憶を刻んでいる当時小学6年生は今や既に80歳。さらに、何らかの形で戦争に従軍した人となれば90歳を超える▼実体験から戦争の悲惨さ、不合理を語れる〝生き証人〟が少なくなった状況に、どこまで危機感をもてばいいのだろうか▼小学生のころ、今の時期になると、母親からよく空襲の話を聞かされた。「あそこをB29が飛んでてね」と入道雲わき立つ夏空を指さした。テレビで戦争映画を見ていて、「オッ、格好いい」とはしゃいで、祖父から「戦争はそんなもんじゃないんだぞ!」と一喝されたこともある▼世界史上の著名な戦争や日本の戦国時代、幕末の戦乱の授業を受けた記憶はあっても、3学期が終わりに近づいて、太平洋戦争と敗戦後の日本の歩みの項目はあっさりだったような気がする。国際紛争に対する日本の姿勢がいろいろ問題になっている今、過去の戦争について正しい認識をもつことが大切だろう。
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