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片隅抄

2014.08.09

2014年08月11日(月)更新
今、公的機関や企業、学校の多くは週休2日で、土日が休みだ。が、これが社会に浸透したのは、平成になってから。それ以前、明治初期から100年以上、休みは日曜だけで土曜は午前中のみの半日(半ドン)が普通だった▼昔を思い出してみる。小学校時代、土曜はおなかをグーグー鳴らしながら帰宅、給食とは違う家での昼食がうれしかった。時には「土曜日だから」と、みつ豆など母手作りのデザートも付いた▼また、人生の先達の1人は「正午で仕事を終えると毎週、決まった食堂でゆっくり昼飯を食べるのが最高の時間だった」と話してくれた。「土曜の午後のショッピングが何より楽しかった」と懐かしむ女性もいた▼日曜を前に、平日とも休日とも違う特別な魅力があった半ドン。子どもも大人も「土曜の午後」のささやかな幸せに浸って満足していた時代。なぜか連休の多くなった今より、人々の気持ちが豊かだったような気がするのは自分だけだろうか。
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