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片隅抄

2014.07.31

2014年07月31日(木)更新
平成17年に全面施行された「個人情報保護法」は、誰もが安心してIT社会の便益を享受するための法律で、客の個人データは一切他に漏らさないというもの。つまり、客と店側の信頼関係を法律の縛りでより強固なものにしようとするもの▼しかし、その信頼関係を大きく揺るがす事件が起きた。大手教育関連企業の個人情報漏えい事件だ。子どものデータは、親、双方の祖父母の6者に関係されるとして高額で売買されているという▼個人情報の問題は、営利にかかわるものだけではなく、名簿と名の付くすべてのものに派生し、自衛の手段として名前以外を公表しないというのが一般化しつつある。ただ、学校関係や各種団体等、個人的な生活の中にまで入り込んでくると、人間関係までおかしくなる危険性もある▼被害を事前に回避したいと願う気持ちは分かる。ただ、規制をすれば済むという問題でもない。「モラル」を大切にすれば生活の中での情報漏えいはあり得ない。
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