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片隅抄

2014.07.28

2014年07月28日(月)更新
震災の大津波で甚大な被害のあった町の1つに岩手県・大槌町がある。調べてみると、当時の人口約1万5000人のうち、1200人以上が震災で命を落としている▼ある地方紙上に、その町の新しい津波避難マップ完成の記事を見つけた。マップには非常時持ち出し品のリストも載っており、記事でも触れていたが、リストの中には「家族の写真」という項目があった。ばらばらに避難した場合、写真があれば捜索しやすいからだそうだ。もっともである▼だが、写真には別の効果もあろう。最近はカメラ付き携帯電話等の普及であまり目にしないが、かつてわが子などの家族写真を常に携帯していた幾人かの朋輩がいた▼彼らにとってその1枚の写真は「お守り」だったに相違ない。常に一緒にいるつもりで、苦しい時などに見ては力を得ていたようだ。家族写真には、こんな力もある。皆さんも紙焼きの写真を何枚か、非常持ち出し袋の中に準備してはいかがだろう。
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