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片隅抄

2014.05.31

2014年05月31日(土)更新
わが家の物置の天井は、長い間ツバメの営巣地となっていた。どこで越冬していたのかわからないが、毎年春になると不思議と必ず戻ってくる▼土やワラをくわえて何度も何度も往復し、巣をこしらえていく。やがて卵から孵化し、親から口移しでエサをもらい、ヒナが元気に巣立っていくまでを、毎日見守るのが子どものころの思い出だ▼いいことばかりでなく、ヒナが巣から落下して死んだり、ヘビが天井を伝って卵を狙うのを親鳥が懸命に阻止しようとするのだが、結局丸のみされる厳しい様子も見た▼男児が、親に食べ物も飲み物も与えられず死んだという事件が起きた。虐待など、親の身勝手で子どもが犠牲になる事件がこれまで何度繰り返し起きたことだろう。隣近所の人たちは? 児童相談所は? 警察は? 毎回繰り返される彼らの口から出る詭弁は聞き飽きたが、結局は〝余計なことにかかわらない〟自衛本能がはたらくのだ。そして悲劇は繰り返される。
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