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片隅抄

2014.04.04

2014年04月04日(金)更新
新年度スタートに合わせ、多くの新社会人がさまざまな分野で第一歩を踏み出した。先日、あるサービス業の入社式を取材した際、最後に行われた新入社員代表の決意表明ははっきりとした口調で働く意欲が感じられた▼多くは学生時代からアルバイトを経験している。社会の仕組みが何となく分かったような気になるが、正社員とは立場が異なる。厳然とした勤務時間があり、社内外で嫌なことがあっても自分を抑えなければならない場合もある▼研修、実習を経て本格的に活動するまで無我夢中であろう。1年ほどで、やっと慣れ始める。すると今まで見えなかった組織などに不平不満を感じ、その思いを誰彼にぶつけ正当性を主張し出す。若さゆえそれも仕方ない▼作家山口瞳さんが人生の達人と称した吉行淳之介さん。そのエピソードに吉行さんいわく「君の言うことは正しい。しかし、それを大きな声で言わないことだ」。この言葉、なかなか意味深い。
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