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片隅抄

2013.12.23

2013年12月23日(月)更新
もういくつねるとお正月――で始まる唱歌「お正月」。この歌にあるような凧揚げや羽根つきをして
遊んだ覚えがある。四十数年前だ▼当時は、まちのおもちゃ屋まで行かずとも、近くの雑貨屋にも羽子
板や羽根、凧などが売っていて、それを買っては隣の子らと遊んでいた。近所のおじさんの手ほどきで
凧を作ったこともある▼先日、凧作り教室の取材をした。いわき絵凧の会員を講師に、大人と子どもが
一緒に角凧製作に取り組んだ。初体験の子も多かったが、上手に仕上げ早速、凧揚げに挑戦。風に乗せ
てうまく揚げようと元気に走る子らの姿に、懐かしさがよみがえり心が和んだ▼一方で「教室」という
場を設定しないと、こういう体験ができない時代になったのだという寂しさも禁じえない。かつては凧
揚げをしていると近所の誰かが何とはなしに見に来て、自然に手助けしてくれたりした。そんなことが
、温かさという感覚を意識する以前に当たり前だった気がする。
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