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片隅抄

2013.12.04

2013年12月04日(水)更新
毎年のことだが「終戦記念日」(8月15日)の前後は、戦争中のさまざまな体験が新聞やテレビで特集され、戦争を振り返る▼今夏は水谷豊主演の映画「少年H」が上映され、話題になった。原作は、太平洋戦争を舞台にした妹尾河童さんの同名ベストセラー小説。8月には政府主催の慰霊祭をはじめ、各地で追悼の催しが開かれる▼ところが、日本が泥沼の戦争に足を踏み入れた「開戦の日」(12月8日)となると、戦争について語られる機会が、極端に少なくなるのはなぜなのか。あの戦争で日本人だけでも約300万人余の尊い命が失われた。悲しみを感じるのは年1回でいいというのか。過ちを繰り返すのが人間、だからその過ちを犯さないためにも、反戦を訴え続けなければならない▼戦後生まれで戦争は本や映像でしか知らず、戦争の悲惨さを実感することはかなわない。ただ、戦争、核兵器の恐ろしさを伝える努力はしていきたい。12月8日は忘れてならない日だ。
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