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片隅抄

2013.07.27

2013年07月27日(土)更新
勿来の関にある「吹風殿」を見るたび、ここでドラマの撮影ができないかと思う▼「吹風殿」は、平安時代の代表的建築様式である寝殿造りの立派な建物で、源義家が詠んだ有名な歌〝吹く風を…〟にちなんで命名された。一歩敷地に入れば〝曲水の宴〟が開けるような水路と池を備えた庭園もある▼これまで琵琶の演奏や薪能、人形浄瑠璃・文楽などが開かれているが、受け身的な催事場ではなく、平安の雅な世界に身を置くことができる施設そのものの特色を生かしたい。そして周辺の勿来の関の山々や勿来海岸、歴史的な古道・勿来の切り通しも利用すれば、一帯は平安時代のドラマのロケ地になると思うのだ▼大河ドラマ『炎立つ』のロケ地「えさし藤原の郷」(岩手県奥州市)のスケールにはならずとも、平安時代をテーマに市販のビデオを使った市民参加型のミニ映画祭を開けば、平安の昔が身近に感じられるだろうし、「吹風殿」の有効活用にもつながると思う。
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