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片隅抄

2013.05.18

2013年05月18日(土)更新
震災があった年の5月のゴールデンウイーク。裏磐梯五色沼など県内を代表する観光地の、まるで初冬のような閑散とした光景が忘れられない▼その会津もNHK大河ドラマ「八重の桜」効果で今年は元気だ。特に会津若松市は隣り合う鶴ケ城、県立博物館、大河ドラマ館を中心に会津藩校日新館や会津武家屋敷といったゆかりの施設に、震災前以上の観光客が訪れているという▼明日の放送分では、鳥羽・伏見の戦いが始まる。上野戦争を経て戊辰戦争はいよいよ激しさを色濃くしていくのだが、最大の悲劇の舞台となった会津藩ばかりでなく、磐城平藩、泉藩、湯長谷藩があったいわき市にも官軍が進軍してきた▼わずか145年前の出来事。そのときの銃弾の跡や戦没者の墓地、古文書など、市内には貴重な史料が数多く残っている。そのとき、いわきでは何があったのか。今こそ埋もれた事実をクローズアップさせ、市民に知らしめるよい機会ではないのかなと思う。
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