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片隅抄

2013.05.13

2013年05月13日(月)更新
人の情を逆手にとった高齢者狙いの卑劣な犯罪「振り込め詐欺」。次々により狡猾な新手が出てきて、なかなか被害は減らない▼そうした新しい手口の実態を反映させた新名称を一般募集していた警視庁が、最優秀作品に選んだ名称が「母さん助けて詐欺」。母の日だった昨日、発表された。母への感謝を伝える日に、母に「子を装った犯罪に気をつけて」という注意をあらためて促すことになった。裏返せば、被害者の多くが〝子を思う母〟ということでもあり、さらにこの犯罪への憤りは募る▼加えて言うなら、実態に合った新名称を決めただけでは意味が無い。少子高齢化や地域コミュニティーの希薄化が加速する今、「振り込め詐欺」は誰の身の上にも起こる大きな社会問題に相違ない▼現代の礎を築いてきた先輩たち。その人々を周囲が守るのは当たり前のこと。私たち現役世代には、犯罪撲滅への社会全体の取り組みを、もっと進めていくことが求められている。
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