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片隅抄

2012.08.29

2012年08月29日(水)更新
かつて世界一とまで言われた日本の治安も都会化が進み、安全神話が揺らぎ始めている▼昔は警察と地域住民が連携しきめ細かな防犯活動によって、犯罪の抑止に効果を挙げていた。ところが今は、住民が「我関せず」といった風潮から、地域内の交流が薄れ、それに伴って犯罪も増えるようになった▼それを裏付ける調査結果が先ごろ、内閣府から発表された。「治安に関する世論調査」で、地域社会の連帯意識の希薄が、治安悪化に結びついている、と答えた人が半数以上を占めた。地域の安全を確保するためには、犯人逮捕も重要だが、犯罪を未然に防ぐ社会をつくることがより重要▼それには、隣近所との交流を密にし、地域内で不審者を見たら警察に通報するといった、住民1人1人が防犯力の向上を目指すしかない。犯罪の大半は生活の中で起きている。犯罪も小さな芽のうちに摘み取っていけば、犯罪のない地域になるはず。住民の防犯意識の向上が望まれる。
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