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片隅抄

2012.06.11

2012年06月11日(月)更新
本日は、かさの日だそうだ。暦の上の入梅に合わせ、日本洋傘振興協議会が制定した。こうした記念日は、出来事をもとに決める例も多いようだ▼そこで「6月」を調べたところ、震災以来何度か耳にしてきた明治三陸地震が、明治29年(1896)6月15日に起こっていた。大津波が押し寄せ、2万2000人近くが死んでいる。起きた日は初めて認識した▼関東大震災の9月1日は防災の日、阪神・淡路大震災の1月17日は防災とボランティアの日とされ、私たちの意識高揚を促しているが、人口が今の3分の1程度だった時代に2万人以上が死んだ地震を、震災前に全国のどれほどの人が知っていたろうか▼逆に、もしもっと多くの人々がこのことを認識していたら、沿岸地域の従来の津波対策は違っていたかもしれないとも考えた。そして、またいつか必ず起こる大地震に備え、東日本大震災の教訓を未来永劫忘れぬため、3月11日の記念日制定は絶対に必要だろう。
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