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片隅抄

2012.01.27

2012年01月27日(金)更新
先日、ある地区の新年会を取材した。毎年、住民などが集まり親ぼくを深める会なのだが席上、2人の来賓あいさつに意表をつかれた▼1人の行政関係者は、東日本大震災の話にふれたあと「原発事故のあと、いわき市からマスコミがすべて逃げた」「唯一、ラジオだけがその任を務めた」。さらに国民の代表ともいうべきもう1人も似たような発言を行った▼当日の式次第には自分を含め出席者名、肩書が紹介され、もちろん取材に訪れた他の新聞社も名を連ねている。それを意識したかは不明だが、満座の席でマスコミ批判されたわけだ。「それは違うだろ」と苦々しい思いで2人の話を聞き終えた▼未曾有の状況下、本紙も6日間の休刊に追い込まれた。一部屋内退避による配達員不足、ガソリンの確保難など、紙媒体に不可欠な〝足〟を奪われたのが大きな原因。来賓あいさつ後、本紙も紹介されたが、事実誤認の発言に反論すべきだったと今でも思っている。
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