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片隅抄

2012.01.20

2012年01月20日(金)更新
在京時、神田神保町のロシア料理店を何度か訪れたことがある。学生街にあるため、値段も手ごろな店だった。ロシア人女性が経営者で、口うるさくアルバイトに指示を出していた▼革命で逃避してきた民衆の末裔とも噂されていたが、真偽のほどは不明である。そこで食べた「ボルシチ」の味が今でも懐かしく思う。トマトを煮込んだスープに具のキャベツ、サワークリームが添えられたシンプルなものだった▼かの地では、一般的な家庭料理だが味は文化でもある。日本でもみそ汁を筆頭に、冬場は鍋物が代表的な料理だろう。大勢で囲む鍋もまた楽しいものだが22日、1000人分を用意した鍋のイベントが南の森スポーツパークで開かれる▼勿来ひと・まち未来会議主催の復興支援事業「がんばろう勿来!千人鍋」。地元農産物を使い、食の安全と市民の交流を図る催し。無料のとん汁は、直径3㍍の大鍋で調理する。その風景を見るだけでも楽しそうだ。
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