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片隅抄

2012.01.14

2012年01月14日(土)更新
「今、空をご覧なさい。『地震雲』が出ているから」と、読者から電話があったのは10日午前のことだった。外に出て見ると、飛行機雲にしては太く細長い奇妙な形をした雲が、何本も縦横斜めに交差していた▼地震雲――地震の前触れとされる雲のことで、地殻の衝突によって生じる電磁波が上空にのぼって異常な形の雲を形成するという説があるが、地震との因果関係はわからない。ただその2日後、いわき地方で震度4の地震が起きた▼大震災前であれば興味本位で語ることもできようが、今はいたずらに不安をあおることにもなりかねない。しかし、地震を正確に予知できる方法があれば、雲にだってすがりたい▼雲以外に虹が地震を予知した例もある。京都の故椋平広吉さんが昭和の初めごろ見て報告したという〝椋平虹〟がそうだが、雲にしても虹にしても科学的根拠を盾に否定されることが多い。しかし、さまざまな自然現象に興味をもつことは大事だと思う。
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