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片隅抄

2012.01.13

2012年01月13日(金)更新
以前、バスツアーで東京・目白の田中角栄邸を訪れたことがある。オウム真理教による地下鉄サリン事件の発生直後で、都内は物々しい雰囲気に包まれていた▼到着後、案内されたのは陳情者用の建物。玄関には祭壇が設けられ、2年前に亡くなった角栄氏の遺影が飾られていた。しばらくすると女性の大きな声が響き渡った。「パパァー、どちらの人たち…いわきの方々なの」▼その主は当時、村山内閣で科学技術庁長官を務めていた田中真紀子さん。自分たちを前に速射砲のような演説をぶち、「これから公務がありますので」と風のように去って行った。かたわらでは夫直紀氏が終始にこにこしていた▼昭和58年の総選挙で旧3区から出馬、初当選した直紀氏だったが、平成8年の小選挙区導入選挙で337票の僅差で落選、いわきを去った。以後、新潟選出の参院議員を務め、本日の野田改造内閣では防衛大臣に起用された。この重責にいわきからも目が注がれている。
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