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片隅抄

2011.12.05

2011年12月05日(月)更新
今年は、太平洋戦争開戦から70年目。12月に入り、真珠湾攻撃の日に合わせたテレビ特集や、関連映画などもあり「8月」とは違う角度から、戦争の悲惨さと平和の大切さを胸に刻む▼常に忘れないようにしている言葉がある。恩師が遺した「歴史に学べ」という教えだ。これまで、その最たるものは、戦争だと思ってきた。「過去の戦争に学び、平和を守る」、それが人の道と考えてきた▼しかし今思う。私たちは歴史に学ぶ要素を提供する役目も担っているのだと。原発事故のことだ。3月のあの日以来、何があり、その中でどう行動してきたのか。その記録1つ1つが、歴史となり次世代への教訓となる▼手元に、県民健康管理調査の問診票がある。あの非常時に正直、いつどこにいたかなど、はっきり覚えていない。それでも、これが戦争と同様の悲劇を二度と繰り返さないための重要な「史料」になると考え、そのための自分の役割を果たそうと、記憶をたどっている。
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