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片隅抄

2011.09.09

2011年09月09日(金)更新
 市勿来関文学歴史館の企画展「和の腰まわり」が20日まで開かれている。江戸時代の名工が贅と技を尽くした印籠、根付け、煙草入れなどが展示されているが、奇抜な意匠に螺鈿などを使った逸品の数々に庶民の粋が感じられる▼精緻な細工が施された古美術品鑑賞の視点で訪れてもいいだろう。翻って現在では、喫煙者の肩身は狭い。社会挙げての禁煙が叫ばれて久しい。百害あって一利なし、といわれるだけにやめようと思うのだが、短期の禁煙を試みるだけだ▼たばこの小売店主から聞いた話だが、震災で国産品の製造工場が被害を受け流通が一時ストップした。待ちきれない人たちが在庫に余裕のある外国産を購入した結果、味に慣れてしまい国産品の消費が伸び悩んでいるという▼新政権では増税が取りざたされている。ある閣僚からは、たばこ値上げの発言も飛び出した。嫌煙は個人の自由だが、嗜好品であり税収のひとつ。末端を知らない野暮な一言だ。
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