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片隅抄

2011.09.03

2011年09月03日(土)更新
市石炭・化石館が8月27、28日に開催した「ナイトミュージアム2011ミステリーナイト」はなかなかよい企画だった▼アクアマリンふくしまと違って、動かない過去の遺物である石炭と化石を展示する同館は多くの来場者を迎えづらい。目新しい化石を展示するにも限りがあるし、敷地内で化石の発掘や石炭の採掘を体験できればいいのだが、それも無理な話▼しかし人間の心理とは面白いもので、展示物は同じなのに、夜間、懐中電灯の光を頼りに恐竜の骨を見たり、暗い模擬坑道を歩いてみるというイベントに大勢の市民らが足を運んだ。まるで映画『ナイトミュージアム』の世界を楽しむかのように▼「同じ展示物でも、明るく見やすい昼間より、見えにくい夜の方がお客さんがたくさん来る」。人の好奇心を刺激すれば、高いお金を使わなくても関心を集めることができるいい例だと思った。逆転の発想、常識の枠をこえた柔軟なアイデアの大切さを教えられた。
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