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片隅抄

2011.07.23

2011年07月23日(土)更新
  桑田・清原が2年春のセンバツに出場した準決勝。都城(宮崎)はPLに延長10回まで0―0と食い下がったが、11回裏2死1塁で桑田の放った平凡な右飛をライトが落球して敗れた▼昭和49年夏、鹿児島実対防府商(山口)の準決勝では、1―1で迎えた9回裏2死2塁で鹿実の投手が投じた牽制球がそれ、カバーに入ったセンターもこのボールをトンネル。その間に2塁走者がサヨナラのホームを踏んだ▼代表校でさえこういうミスをする。ましてや地方大会。エラーを犯してしまうのは珍しいことではない。観客も高度なプレーを期待していないはずだ。自分の息子が、クラスの同級生が、近所の兄ちゃんが、普段と違ったいい表情でひたむきにプレーしている姿に拍手を送るのだろう▼敗戦につながるエラーは元に戻らない。ならば、今後の人生にその苦い経験を生かすべきだ。試合後、悔しくて涙を流したその1プレーの価値は老いた後、自分で問うてみるがいい。
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