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片隅抄

2011.06.27

2011年06月27日(月)更新
 多くのものが失われた震災において、「市民の絆」だけは確実に強くなっていると思う。少なからぬ人が、以前よりずっと「いわき」を意識して生活している感がある。その象徴が「がんばっぺいわき」の言葉だ▼「方言」は地方に暮らす人が普段使っている、その土地独特の言葉。それゆえ住民同士が最も気持ちを表現しやすく、共通語では伝えきれないニュアンスも理解し合える。「がんばっぺ」がまさにそれだ▼思えば2月のサンシャインマラソンのメッセージは「駆け抜けよう!フラガールのふるさとを」と共通語で、いわば全国からの参加者を意識した外向けだった。しかし今回は、送り手も受け手もいわき市民。「皆でがんばっぺ」なのだ▼がれき撤去など復旧作業が進み、各地にさら地が増えてきた今、被災市民は新たな喪失感を抱え始めてもいる。そんな時に「一緒にがんばっぺ」の言葉がどれほど心強いか。なぜなら、これからが真のがんばり時なのだから。
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