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片隅抄

2010.08.23

2010年08月23日(月)更新
本紙連載小説『手のひらを太陽に!』中の登場人物の言葉だ。「出身地がどこかと訊ねられて胸を張って言えること。最後はこの町で死にたいと思えること。それが街が幸せになることだと思う」▼市内でのロケシーンなどが、テレビドラマに登場することがある。事前に情報が入れば「見よう」という気にもなり、放映翌朝は職場でも話題に上る。「結局皆、地元びいきなんだ」とほほえましさも感じる。これに限らず、いわきの良さが、いろいろと外に発信されれば、それはうれしい。住民としての愛着だ▼しかしもう一歩進めて「誇り」となるとどうか。天恵の温暖な気候や立地にとどまらない魅力をはぐくむのは住民自身だと思うのだ▼ニューヨークで、地下鉄の落書きを消す運動を展開したところ、犯罪が減ったという事実がある。美しい街には美しい心が、そして幸せな街には誇りが育つ。逆に誇りがあれば、幸せな街への努力も生まれると思うがいかがだろう。
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