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片隅抄

2010.06.19

2010年06月19日(土)更新
 子供のころの父親の印象といえば、たばこのヤニの匂いと髭のチクチク感。悪さをしても殴られたことは一度もないが、一喝されたときの迫力に身がすくんだ▼父親のイメージが変わりつつある。昔のイメージなら『巨人の星』の星一徹。または小林亜星演ずる『寺内貫太郎一家』の主人公。口よりも手が先に出て頑固この上ないが、その実、涙もろく誰よりも家族を愛している男。しかし今は、むしろ母親が強い! しかられて意気消沈している子供を慰めるのは父親の役目だったりする▼抄子が憧れている父親は『となりのトトロ』に出てくる主人公の姉妹のお父さん。常に娘たちと同じ目線で接し、しっかりした親子関係を結んでいる。昔なら父親の広い背中を追って子供たちは成長したものだが、今は目と目を向け合ってよく話し合い、互いに〝子育て〟〝親育て〟しあっているように思う▼あすは「父の日」。父親としての自分をあらためて再認識する日でもある。
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