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片隅抄

2010.03.12

2010年03月12日(金)更新
 思い出はモノクロームかセピア色だが、こちらは本物のカラーだ。10日からいわき総合図書館で貸し出しが始まったDVDとビデオテープの『映像で綴る平・1956』。予約もすでに20人に達したという▼合計10本が製作され、うち2本は館内閲覧できる。以前、平サロンで懐かしい8㍉フィルム上映会があった際、同作品を目にした。カラーで映し出される懐かしい平の街並みなどにほかの来場者と一緒に感嘆の声を上げたものだ▼その後、このフィルムの消息を気にしていたのだが、所有者の理解と関係者の熱意による今回のソフト化は大変喜ばしい。この成果が貴重な郷土資料の散在を防ぎ、ひとつの「文化」が遺されたことになる▼当時、商業で隆盛を誇った旧平市。映像では平駅を中心に活況を呈する大通り、銀座通りの様子などが記録され、今では姿を消した老舗の看板も出てくる。「もはや『戦後』ではない」といわれた昭和31年。高度経済成長のとば口であった。
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