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片隅抄

2010.02.27

2010年02月27日(土)更新
 キム・ヨナとの金メダル争いを背景に国民的ヒロインとして注目を浴び続けた浅田真央。「ミキティ」の愛称で若者のアイドルとなり、前回トリノ五輪での雪辱を図るというストーリーの主役だった安藤美姫▼では鈴木明子はどうだったのだろう。年下の2人ほど国際舞台で好成績を挙げたわけでもなく、五輪代表に決まった後もマスコミから第3の選手として扱われていた遅咲きの24歳がずっと気になっていた▼しかし五輪の舞台で自己最高点を出し、8位入賞を果たした鈴木の弾けるような笑顔が印象に残った。「幸せな4分間だった」と言う。周囲の雑音に惑わされることなく〝自分の五輪〟を闘っていたのだろう。彼女はその意味で勝者だった▼間もなく新しいスポーツシーズンが始まる。勝者と敗者は決して順位だけで決まるものではないことを肝に銘じてほしい。特に小・中・高生。将来に向けて自分の努力がどう実を結んだか、それが大事な時期なのだと思う。
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