■市の人事大筋まとまる 筆頭の総合政策部長は山田氏か

市の部長、次長職の令和3年度人事が12日午後までに、大筋でまとまってきた。今春の部長職の定年退職者が9人となり、昨年を上回る規模となる。『共に創るいわき新時代』の実現に向け、人事登用を図っていく考え。3月中旬から下旬にかけて内示し、4月1日の発令となる。

前任の退職で空く筆頭の総合政策部長は山田誠危機管理監を充てる考え。本市の危機管理体制のさらなる充実・強化を図るため、新設する危機管理部長には危機管理分野に精通した緑川伸幸生活環境部長の起用が濃厚となった。

総務部長は加藤弘司水道局長、市民協働部長には高萩文克こどもみらい部長を起用し、生活環境部長は渡辺伸一郎農林水産部次長兼総合調整担当、こどもみらい部長は松島良一財政部次長兼総合調整担当兼公共施設等総合管理担当が有力。

農林水産部長は常磐地区を軸に、本市の風評払しょくに尽力してきた千葉伸一郎常磐支所長が就くとみられる。都市建設部長は永井吉明同部次長兼総合調整担当が昇任か。会計管理者には蛭田利克財政部参与兼次長兼税・債権管理統括担当が転じる見込み。

議会事務局長は小針正人同次長、消防長は鈴木富康消防次長兼総合調整担当の昇任が濃厚だ。水道局長の後任は大嶺常貴観光交流室長の線。医療センター事務局長は飯塚修一同事務局次長兼総合調整担当が昇任か。園部衛保健福祉部次長兼総合調整担当が部長相当職の参与兼で、保健所次長に就くとみられる。

写真は、新たな部長職が固まった山田氏ら(クリックで拡大)

■<新型コロナ>いわき市は8日連続ゼロ 県内全体の病床占める割合は25・8%

県は13日、いわき市では12日、新型コロナウイルス陽性者はなかったと発表した。8日連続でのゼロとなる。累計は242人。県内全体では新たに9人が確認され、合わせて1827人となった。入院者(予定含む)は121人で、確保病床数469床に対し、占有率は25・8%と、政府の分科会が示す感染状況のうち、4段階中3番目のステージ3(感染急増)の指標の一つ「確保病床の25%以上」を若干越えている。

■JFL日程発表 いわきFC 今季は9カ月の戦いに

日本フットボールリーグ(JFL)は12日、2021年シーズンの日程を発表した。コロナ禍で日程を短縮した昨季から一転、約9カ月間にわたる長丁場となる。参戦2年目となるいわきFCは現状で32試合が組まれ、最終節は12月5日。F.C.大阪(大阪)をホームのいわきグリーンフィールドに迎え撃つ。

同フィールドでのホーム開幕戦(対ヴィアティン三重=三重)は3月14日。チケットは13日から、イープラス(Web)のほか、アンダーアーマーファクトリーハウスいわきFCパーク店、いわき芸術文化交流館「アリオス」などで販売が始まった。一般前売り券はメイン自由席が大人1500円、高校生以下は900円、自由席は大人が900円、高校生以下が700円。試合日程は表の通り。

<DF田中が右アキレス断裂の大けが>

いわきFCは13日までに、DF田中龍志郎(25)が4日のトレーニング中に右アキレス腱断裂のけがを負ったと発表した。田中は守備の要として、対人能力の高さと利き足の左足による精度の高いフィードを武器に活躍している。けがは全治6カ月を要する見込みだ。

■子どもたち縄文人の暮らし学ぶ 平二小・中央公民館「ふるさと教室」

平二小と中央公民館主催の「ふるさと教室」が13日に同校で行われ、4〜6年生11人が縄文人の暮らしを学んだ。市教委が進める土曜学習推進事業の一環で、児童たちは地元の弘源寺貝塚や磐城平城について、講師を務めた市考古資料館の高島好一館長から教わった後、石でクルミを割ったり弓矢を扱う体験に挑戦。かつては海が広がり、自然が豊かだった古代に思いをはせた。

写真は、石でクルミを割って縄文人の暮らしを学ぶ児童=13日(クリックで拡大)