2021年2月12日(金)

■<新型コロナ>いわき市は7日連続ゼロ 県独自の緊急対策期間は14日で終了決定

県は12日、いわき市では11日、新型コロナウイルス陽性者はなかったと発表した。7日連続でのゼロとなる。累計は242人。県内全体では新たに13人が確認され、合わせて1818人となった。入院者(予定含む)は129人で、確保病床数469床に対し、占有率は27・5%と、政府の分科会が示す感染状況のうち、4段階中3番目のステージ3(感染急増)の指標の一つ「確保病床の25%以上」を越えている。

こうした中、内堀知事は12日、14日をもって県独自の緊急対策期間を解除すると明らかにした。県民に求めた「不要不急の外出自粛要請」「午後8時〜午前5時までの時間帯の営業自粛要請(接待を伴う飲食店、酒類を提供する飲食店等)」は終了する。

■小名浜道路・橋梁の名付け親になろう 18日まで募集中

県いわき建設事務所では現在、整備を進める小名浜港と常磐自動車道を結ぶ「小名浜道路」に架かる(仮称)1、4、5、6、7、11号橋の親しみやすい名称を募集している。期間は18日まで。小名浜道路は、小名浜港や周辺地域の産業・観光の拠点化を支援する自動車専用道路で、2020年代初頭を開通目標にしている。

対象は全13橋梁(きょうりょう)のうち、全長100メートル以上の6橋で、<1>泉町下川地内「1号橋」(124メートル)<2>添野町地内「4号橋」(466メートル)<3>江畑町地内「5号橋」(213メートル)<4>山田町地内「6号橋」(294メートル)<5>同「7号橋」(105メートル)<6>石塚町地内「11号橋」(139メートル)

また寄せられた名称のうち、読み方が「〇〇ばし」とある場合、河川に濁りが生じないとする慣例から、濁点は付けず「〇〇はし」と改める。全ての橋の名称は付けられるが、1橋につき1人1つまでとなる。橋梁名称委員会の審査を経て決定される。採用された橋名の著作権、利用に関する一切の権利は県に帰属され、採用者6人には地域限定品が贈られる。詳しくは<こちら>。

写真は、右上から1・4・5号橋。左上から6・7・11号橋(クリックで拡大)

■いわきFC 赤井嶽薬師で必勝祈願 いざJ3へ!

サッカーのJ3昇格を目指し、日本フットボールリーグ(JFL)で、正念場となる2シーズン目に挑む「いわきFC」は11日、平赤井の赤井嶽薬師常福寺で必勝祈願をした。同寺での必勝祈願は、チームが本格始動した平成28年から、毎年実施している。

チームを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長、田村雄三監督らスタッフのほか、MF山口大輝主将をはじめ、4日の練習中で負傷したDF田中龍志郎を除く、選手24人が参加。同寺の上野宅正住職が護摩祈とうした。新型コロナウイルス感染防止対策として、サポーターは本堂外で手を合わせ、選手たちと心を共有し、チームの必勝を祈願した。

今季の開幕戦は3月14日、ホームのいわきグリーンフィールドで、ヴィアティン三重 三重)と戦う(午後1時試合開始予定)。約1カ月後のホームでの開幕戦に向け、現在は筋トレとグラウンドでの2部構成で練習をこなし、来る決戦の日に備える。山口主将は「数字にこだわりたい」ときっぱり。個人としてもゴールアシスト含め15得点に絡むことを目標とし、精神面はもちろん、技術面でもチームの支柱となる。

写真は、必勝祈願し、今季のさらなる飛躍を誓ういわきFC=11日(クリックで拡大)

■ワクチン用超低温冷凍庫が到着 市保健福祉センターに配備

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に向け、ファイザー社製ワクチンを保管する超低温冷凍庫(氷点下75度対応ディープフリーザー)が10日午後、内郷高坂町の市総合保健福祉センターに配送された。超低温冷凍庫は国が調達し、人口規模に応じた台数が各自治体に配置され、これを含めた4台が本市に設置された。

このうち同センターには同日午後3時半すぎ、配送車両1台が到着。作業員2人が慎重に扱いながら、同施設内の決められた場所に運び込んだあと、梱包を解いて取り付けた。冷凍庫は、ヘルス機器メーカー・PHCホールディングス(本社・東京都)が供給した。サイズは幅55センチ、奥行き68・5センチ、高さ94・5センチで約2万回分の接種に当たるワクチン約4000本(1本5回分)の保管が可能。接種開始とともに各医療機関、公共施設などに順次配送される。

市新型コロナワクチン接種プロジェクトチームの馬目英幸リーダーは、「接種が近づいてきたことを実感する。医療関係者らと協力体制を構築し、スムーズに行えるように準備に万全を期したい」と話した。

写真は、冷凍庫を確認する馬目リーダー=10日(クリックで拡大)