２０２１年２月８日（月）
■＜新型コロナ＞いわき市は３日連続ゼロ 福祉施設利用者向けの検査相談始まる
県は８日、いわき市では７日、新型コロナウイルス陽性者はなかったと発表した。３日連続でのゼロとなる。累計は２４２人。県内全体では新たに３人が確認され、合わせて１７８１人となった。入院者（予定含む）は１３０人で、確保病床数４６９床に対し、占有率は27・７％と、政府の分科会が示す感染状況のうち、４段階中３番目のステージ３（感染急増）の指標の一つ「確保病床の25％以上」を越えているが、２日続いて３割を下回った。
こうした中、市は８日から、市内の福祉施設を利用する高齢者や障がい者（障がい児を含む）を対象に、新型コロナウイルス検査相談を始める。市は年明けから、クラスター（集団感染）の発生を抑えるため、必要に応じ、接待を伴う飲食店従業員や福祉施設従事者らの無症状者を対象とし、無料でＰＣＲ検査を行う「新型コロナウイルス検査相談」を実施している。家庭内感染の増加に伴い、高齢者や障がい者らへの感染リスクが高まっていることを踏まえ、市は相談・検査対象を福祉施設の利用者にも拡大し、クラスターの発生に歯止めをかける。
高齢者施設や介護サービス事業所、地域包括支援センターなどの対象施設を利用し、行動歴、接触歴から感染の不安があり、施設が相談を希望する無症状者が対象。施設従事者が利用者本人の同意を受けた上で、３月末までの平日午後１時から４時まで、電話（27）８５９６で対応する。
■本市に多言語自転車ナビ サイクル文化の台湾人監修
アフターコロナを見据えた外国人観光客の誘客に向け、ナビゲーションアプリの運営開発を手掛けるナビタイムジャパン（本社・東京都港区）は、自転車専用ナビゲーションアプリ「自転車ＮＡＶＩＴＩＭＥ（ナビタイム）」の多言語配信を開始し、自治体と連携して提供する正式リリースの第１弾として、いわき市周辺などを周遊するサイクリングコースが紹介している。全国対応の自転車専用ナビゲーションアプリでの多言語対応は国内初。
ナビタイムジャパンによると、アプリは日本語のほか、英語、中国語（繁体字・簡体字）でほぼすべての利用が可能だという。メニュー画面、ルート検索、地図など、ナビゲーション中の画面を多言語で表示でき、音声案内も英語での発話にも対応する。アプリ開発には、国内に住む影響力の強い発信者「インフルエンサー」の台湾人が監修。外国人目線で選んだコースを新たにアプリ内で公開した。
市によると、一昨年に台湾から来県した観光客は３割強。台湾には１９７２年に創業した世界的な自転車メーカー「ＧＩＡＮＴ（ジャイアント）」があり、サイクリング文化が根付いていることから、市は新型コロナの終息を見据え、台湾からの誘客につなげていきたい考えだ。
第１段では７コース中、５コースがいわき市関連。「田園風景を楽しむ」や港町、歴史と自然など外国人目線でコースが設定され、所要時間が２時間半から４時間ほどのサイクリングコースのほか、市観光交流課内に事務局を置く広域観光行政連絡協議会加盟のいわき、茨城県北茨城、高萩の３市を２日間で巡るロングコースも配信された。
画像は、多言語対応アプリ「自転車ナビタイム」の画面（クリックで拡大）
■ありがとうヨーカドー 平店閉店に合わせたワークショップ開催
約50年にわたり親しまれ、28日に閉店するイトーヨーカドー平店に感謝を伝えるワークショップ「ヨーカドーを楽しく飾っちゃおう」（たいらまちづくり株式会社主催）が現在、平字六町目の同店で行われている。このワークショップは、店内で世代間交流を目的に「平七小」などを展開してきた主催者が感謝の意味を込め、参加を呼びかけた企画だ。
６、７日は「遊び・いたずら」と題し、２階休息スペースを開放した。両日とも親子連れなどが訪れ、壁やガラスにクレヨン、サインペンで思い思いのイラスト、「長い間おせわになりました」「ありがとうヨーカドー」など感謝のメッセージを書き込んでいた。最終のワークショップは23日、１階駅側入り口エントランスを会場に「巨大生け花を作ろう！」を行う。時間は午前11時〜午後３時。参加自由、予約不要。
写真は、イラストを書き込む親子＝７日（クリックで拡大）
■同一犯か？ 市内のドラッグストアで連続窃盗事件
いわき市の複数のドラッグストアで６日、窃盗被害が相次いで確認されたことが８日、捜査関係者への取材で分かった。このうち好間町の店舗では、声をかけた従業員が立ち去る車両と接触しており、いわき中央署は事後強盗の可能性も含め、事件との関連を慎重に調べている。
捜査関係者によると、いずれの窃盗被害も営業中で、客に紛れて犯行に及んだとみられる。同署などは同一犯を視野に、防犯カメラの映像等を分析し、逃げた犯人の行方を追っている。
写真は、好間町の店舗を調べる捜査員＝７日午前０時37分（クリックで拡大）
