2021年1月30日午後7時42分

■<新型コロナ>いわき市で新たに2人 11日連続での確認 累計は233人に

県は30日、いわき市で29日、新たに2人の新型コロナウイルス陽性者が判明したと明らかにした。11日連続の確認で、累計で233人となった。県によると、陽性者は40代と30代。概要は別掲 <こちら>。

県内全体では11人の陽性者が確認され、累計は1718人。入院者(予定含む)は219人で、確保病床数469床に対し、占有率は46・7%と、政府の分科会が示す感染状況のうち、最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)の指標の一つ「確保病床の50%以上」を下回った。

■40代の市職員2人 市議選巡る公選法違反で略式命令

昨年9月13日投開票の市議選で告示前に支持する政党候補予定者への投票を依頼する文書を有権者に送ったとして、市は30日、市職員2人が公職選挙法違反(法定外選挙運動用文書の頒布、立候補届出前の選挙運動)の疑いで、いわき中央署から書類送検されていたと発表した。

市職員2人はともに40代男性で、市役所本庁舎と出先機関に勤務。同署は市職員2人を含む4人を書類送検し、福島区検は同日までに、市職員2人を同罪で略式起訴。福島簡裁は2人にそれぞれ罰金30万円の略式命令を出した。

4人が支持していた候補者は市議選で当選している。職員2人の処分などについては、市懲戒審査委員会で審査し、検討する。市は「誠に遺憾であり、市民の皆さまに心からお詫び申し上げたい」とし、「事実関係を踏まえた上で、厳正に対処していきたい」としている。

■常磐道いわき中央―四倉IC間 2月27日から一部4車線に

常磐道いわき中央IC(インターチェンジ)―いわき四倉IC間の一部区間が2月27日午前5時ごろ、4車線による運用が始まる。NEXCO東日本東北支社が29日に発表した。同支社は平成28年から、常磐道いわき中央IC―広野IC(広野町)間の約27キロで、4車線化工事を進め、今回はその一部に当たる南側約8キロを先行した。

同支社では4車線化の進ちょく状況から、常磐道の安全性・信頼性が高まることによって、地域経済などを支える幹線道路として機能を果たすと指摘。冬季は降雪が見込まれる東北道とのダブルネットワークも実現、交通の多重化につながるとしている。

写真は、4車線化による渋滞解消が期待されるいわき四倉IC―広野IC間(クリックで拡大)

■いわきFC 福島ダービー再び! 2月28日にJヴィレッジで

日本フットボールリーグ(JFL)に参戦するいわきFCと、J3の福島ユナイテッドFCの2年ぶりとなる『福島ダービー』戦が2月28日、双葉郡広野町のJヴィレッジスタジアムで開催することが決まった。主催するJヴィレッジと県サッカー協会が29日に発表した。東日本大震災の発生から10年を迎えるのを前に、サッカーを通して県民に元気を届け、県内外にも復興を広く発信しようと、「東日本大震災メモリアルマッチ 福島ダービー@Jヴィレッジ」と題して実施する。

ダービーの開催は、令和元年2月のJヴィレッジ再開記念に続いて2度目となるが、今年は新型コロナ感染症の拡大防止を図るため、同スタジアムの収容定員5千人の50%以内の2500人まで入場制限を設ける。また、Jヴィレッジの公式ユーチューブでライブ配信を行う予定だ。

またJFLは29日、今季リーグ第1、2節のホーム開幕戦の試合会場が決定した、と発表した。いわきFCは開幕戦の3月14日、21世紀の森公園いわきグリーンフィールドで、昨季6位で「百年構想クラブ」のライバル、ヴィアティン三重(三重県)を迎え撃つ。翌週21日には、宮崎県の宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場に乗り込み、昨季12位のホンダロックSC(宮崎県)と激突する。いずれも午後1時キックオフ。