２０２１年１月９日（土）
■＜新型コロナ＞いわき市で新たに８人 市はワクチン接種プロジェクトチーム設置
県は９日、いわき市で８日、新たに８人の新型コロナウイルス陽性者が判明したと明らかにした。いわき市での確認は12日連続で、累計では１３８人となった。県によると、陽性者は20〜90歳の男女（うち２人は東京都在住）。概要は別掲 ＜こちら＞。
県内では新たに39人が確認され、累計では１１７９人。入院患者（予定を含む）は２７７人。確保病床数４６９床に対し、占有率は過去最高の59・１％で、政府の分科会が示す感染状況のうち、最も深刻なステージ４（爆発的感染拡大）の指標の一つ「確保病床の50％以上」を上回る。
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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、１都３県で緊急事態宣言が発令されたことなどを踏まえ、市は12日から２月７日までの27日間、「感染防止集中対策一斉行動」の第２期と位置付け、広く市民に感染への最大限の警戒を訴える。清水市長が８日、市役所本庁舎で臨時記者会見を開き、同行動の期間延長を発表した。
11日までの「年末年始における感染防止集中対策一斉行動」での一項目、「帰省や往来はできるだけ控える」を「不要不急の外出や往来はできるだけ控える」と変更。特に宣言発令中の１都３県への往来を控えるように強調。移動の必要性やリモートの活用、時期の延期などを含め、慎重に検討するよう、不要不急の外出自粛を市民に呼び掛けた。
また「新型コロナウイルスワクチン接種プロジェクトチーム」の設置を明らかにした。市によると、チームは馬目英幸市地域医療課主幹兼課長補佐を筆頭に、職員７人で構成。政府が３月下旬から、優先して行うとしている65歳以上の高齢者への接種に向けて事業を進める。
市では、国からワクチンや、ワクチンを超低温で保管するための冷凍庫が国から配備されると想定。チームは市保健所内に事務局を置き、市民に効率よく摂取してもらうため、接種会場や受け入れの準備も進める。今後、接種者のリスト作りやワクチン接種に必要な券の郵送、コールセンターの設置なども担当する。
写真は、感染防止に向けて、最大限の警戒を市民に呼び掛ける清水市長＝８日（クリックで拡大）
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平字二町目のフィリピンパブ「クラブＪＰ」で従業員３人が新型コロナウイルスに感染したことを受け、市保健所は７日までに、接触者に該当する十数人に対し、ＰＣＲ検査を行い、全員の陰性を確認したことが８日、市保健所への取材で分かった。市保健所では性別、年代を非公表としている。市保健所では感染状況などから、クラスター（集団感染）となる可能性は低いとみている。
■いわき中央署 最前線の医療従事者に拍手続ける
新型コロナウイルスが再び猛威を振るい、感染リスクにさらされながらも、日ごろから最前線で戦っている医療従事者に拍手を送る「クラップ・フォー・ケアラーズ」が、いわき中央署（柴田泰弘署長）で毎週金曜の正午に続けられている。クラップ・フォー・ケアラーズは『医療従事者に拍手を』の意味で、新型コロナの感染拡大に伴い、欧州から世界に広がった一斉拍手の活動だ。
市が昨年４月10日に始めたことから、同署でも趣旨に賛同し、緊急事態宣言発令後、同17日にスタート。現在も業務に支障のない範囲で活動を続けている。８日も実施を放送で呼びかけ、柴田署長をはじめ、集まった職員たちが正午に約30秒間、大きな拍手で力強いエールを送った。「医療従事者の皆さんが休みなく頑張っている。少しでもエールを送り励まし続けたい」と柴田署長。同署では今後も活動を継続していく。
写真は、医療従事者に拍手を送る柴田署長（左）と署員＝８日（クリックで拡大）
■小名浜鎮守諏訪神社 松送り神事で無病息災願う
小名浜諏訪町の小名浜鎮守諏訪神社（小名川祐輝宮司）で８日、松送り神事が執り行われた。神事は市消防団第２支団や氏子の協力のもと行われ、午前７時ごろに地域住民らが自宅から持ち寄った正月飾りに着火。その後も焚き上げられた炎に小名川宮司、団員、氏子が次々と神棚、ダルマ、正月飾りなどを投げ入れ、今年１年の無病息災などを願った。
写真は、次々と正月飾りが投げ込まれる松送り神事＝８日（クリックで拡大）
■あす午後１時から フラガールの成人式 ＹｏｕＴｕｂｅで配信
スパリゾートハワイアンズは10日、「フラガール・オンライン成人式」動画配信を行う。時間は午後１時から。スパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム（フラガール）で成人を迎えるのは斎藤遥、新妻愛海、鈴木亜怜（以上いわき市）さんほか、徳永千陽（神奈川県横浜市）、三浦琴由希（東京都町田市）、小野田はな（埼玉県川口市）さんの６人。カッコ内は出身地。
いずれも成人に当たっての感想、抱負、感謝の気持ちを込めたメッセージを広く届ける。動画は、公式ＹｏｕＴｕｂｅ ページ＜こちら＞まで。