2020年12月21日(月)

■<新型コロナ>いわき市で新たに1人 市内での確認は計61人に

県は21日、いわき市で20日、新たに10歳代の女性1人が、新型コロナウイルスの陽性と判明したと明らかにした。いわき市では5日連続の陽性者で、累計では61人となった。

県によると、女性は19日に医療機関を受診し、検体を採取。20日にPCR検査によって、陽性と分かった。女性は県内や県外の濃厚接触者ではない。症状はなく、入院予定。家族が濃厚接触者に該当する。

県内全体としては、17人が陽性。20日までの陽性者累計数は754人で、入院患者(予定を含む)は170人。確保病床数469床に対し、占有率はさらに伸びて過去最高の36・2%に上り、ステージ3(感染急増)の指標の一つ「確保病床の25%以上」を越えている。

■市民割は継続 「Go To トラベル」停止受けて

新型コロナウイルスの感染拡大により、政府が国の経済喚起策「Gо To トラベル」事業を一時停止する決定したことを受け、市は停止期間中の28日から来年1月11日まで、市内の対象宿泊施設で実施している「市民限定宿泊費助成事業」について、市民割の3千円割引のみに変更する。

同事業は、コロナ禍により需要が急減した市内の観光業などを支援しようと、対象の宿泊施設でいわき市民1人当たり1泊7700円(税込)以上の宿泊に対し、3千円を交付。来年1月末、利用者3千人分に達するまで、政府の「G o To」事業と併用可としていた。一時停止期間前の対象施設での宿泊については、「Go To」事業と割引を併用して利用できる。市は一時停止解除後は当初の予定通り、両事業併用による割引を再開する予定。

問い合わせは、市緊急経済対策コールセンター=電話(35)6200=まで。平日の午前9時から午後5時まで受け付ける。

■久之浜・はまからで「マルシェ」 27日には歳末セールも

鮮魚や加工食品の販売などを行う「はまから」(おさかなひろば はま水)主催の「おさかなマルシェ」が19日、久之浜町のコミュニティー商業施設「浜風きらら」で開かれ、住民を中心に会場は鮮魚や加工食品、野菜を買い求める利用客でにぎわいをみせた。

コロナ禍の影響で施設利用が減少傾向にあり、「少しでも気分転換できる場を提供し、地域を活気づけたい」との願いを込めて、10月に始めた取り組みで、同日は地元水揚げのマトウダイやカナガシラ、マコガレイなどの鮮魚、ユメカサゴ、ヤナギガレイの一夜干しをはじめ、JA久之浜女性部の炊き込みおこわ、あんこ餅、とまとランドいわきのトマト、創作麺やま鳶(とんび)=平字作町=のラーメンを販売。

はま水と交流のある相双地区の商店のキャベツ、リンゴ、みかんなども並び、来店客たちは笑顔をみせながら買い物を楽しんでいた。27日には「歳末セール」、1月末には「1周年感謝祭」を開催予定で、情報は同店のフェイスブックなどで発信していく。

写真は、買い物を楽しむ利用客たち=19日(クリックで拡大)

■ハワイアンズ・シバオラ 一夜限りのXマスショー

スパリゾートハワイアンズのファイヤーナイフダンスチーム「シバオラ」による、一夜限りのクリスマスイベント「シバオラ聖夜ショー2020」が19日夜、同館ウォーターパーク・ビーチシアターで開かれた。今年で5回目となる人気のイベントで、今回はコロナ禍に配慮し、ファンと安心して交流し楽しんでもらいたいという思いから、本館営業終了後にステージを貸し切りにして開催した。

130人ほどが見守る中、サンタクロースの帽子を被ったメンバーたちが登場。抽選会を行うなどファンと交流を深めた後、普段のファイヤーナイフダンスに加え、イルミネーションをイメージした光り輝くLEDを用いたナイフで、次々とクリスマスバージョンのパフォーマンスを披露していった。

新型コロナの感染防止を図るため、7月の営業再開から中止していた、ピラミッド状にメンバーが重なる『やぐら』のパフォーマンスも一夜限りで復活。メンバーたちは息の合った力強いステージで、観客たちに元気を与えた。

写真は、LEDナイフを用いたパフォーマンスを披露するメンバー=19日(クリックで拡大)