2020年12月15日(火)

■市×いわきFC ふるさと納税型クラウドファンディング始まる クラブ運営後押し

市は、コロナ禍で試合の入場料収入が減収となり、活動が制限されるなど厳しい環境下に置かれている、いわきスポーツクラブ(大倉智代表取締役)運営のいわきFCの活動を支え、活躍を通してサポーターや市民に夢と元気を与えようと、14日に「いわき市×いわきFC ふるさと納税型クラウドファンディング」をスタートさせた。目標金額は1千万円で、金額到達の有無にかかわらず寄付金を受け取る寄付型を採用。公開期間は2月28日までの77日間。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、いわきFCが参戦している日本フットボールリーグ(JFL)では試合数が減少し、無観客試合や観客の入場制限などで入場料収入が激減。参戦クラブの運営に大きな影響を与えている。

いわきFCではクラブ運営のほか、子ども向けの運動教室「いわきスポーツアスレチックアカデミー」、高齢者向けの運動教室をはじめ、育成年代アスリートの支援、ヨガレッスン、高強度の筋トレや有酸素運動を取り入れたサーキットトレーニングの提供など、地域貢献活動を繰り広げてきたが、新型コロナで活動の一部を休止せざるを得ない状況に置かれた。

市では、ホームタウンとして活動を支援するため、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施する。支援金は市、経済団体、教育機関など72団体で構成する「スポーツによる人・まちづくり推進協議会」を通じ、同クラブの運営支援とスポーツを通じたまちづくり事業に充当される。詳しくは、専用ページ<こちら>まで。

写真は、いわきFCのクラウドファンディングページより(クリックで拡大)

■渡辺俊美さん 20日にまちポレ登壇 父子の物語披露

平字白銀町の映画館「まちポレいわき」で20日、映画「461個のおべんとう」上映に合わせ、原作者で双葉町富岡町出身のミュージシャン渡辺俊美さんが、舞台あいさつに登壇する。渡辺さんは「TOKYO NO.1 SOUL SET」や「猪苗代湖ズ」で活躍する傍ら、シングルファーザーとして、一人息子の高校3年間、毎日手作りの弁当を作り続けたエピソードを持ち、ツイッターに写真やレシピをつぶやいて話題となった。

その内容は平成26年、「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」として書籍となり、翌27年にはテレビドラマ化。さらに今年11月には、V6の井ノ原快彦さんを主演に、「461個のおべんとう」として映画化された。舞台あいさつは午後0時10分の回の上映後と、同3時の回の上映前の計2回行われる。入場は先着100人。料金は一般1800円。新型コロナウイルス感染症対策として、来館の際はマスク着用を求めている。

写真は、いわき回転櫓盆踊り大会の前夜祭に出演した際の渡辺さん。今回は映画原作者として、親子の物語などを語る(クリックで拡大)

■管の凍結を防ごう! 市水道局が啓発始める

市水道局は14日から、広く市民に冬場の給水管の防寒対策等維持管理への意識向上を図ろうと、水道凍結防止運動を開始し、給水管の凍結防止の方法や凍結した場合の解凍方法などを周知している。来年2月26日まで。

期間中、水道局の広報誌「すいどういわき」に同運動の実施について掲載。市ホームページでは同運動の内容のほか、過去の凍結被害状況などが閲覧できる。このほか、いわき駅前ペデストリアンデッキ内にある「まちなか情報発信施設」で水道凍結防止を呼び掛ける標語を表示。水道管の凍結被害の目安となる氷点下4度以下の予報が確認された際、広報車で凍結防止を呼び掛ける。

また、水道メーターが収納されているメーターボックス内の凍結防止に、効果的なメーター保温材を無料で配布。保温材は市水道局営業課、水道局南部工事事務所、水道料金お客様センター窓口で受け取れる。凍結による水道の破損や水が出ないなどのトラブル時は、市内の指定事業者、もしくはいわき管工事協同組合で対応する。問い合わせは同組合=電話(22)2282、市水道局=電話(22)1221=まで。同組合は土、日曜日も受け付ける。

■いわき南署 管内児童に夜光反射材配布「祖父母に渡して」

いわき南署(古関隆一署長)、いわき南地区安全運転管理者協会(櫛田武伯会長)、安全運転管理いわき南事業主会(柏原達之会長)は現在、管内の小学生約2700人にマグネット式の夜光反射材を配布し、家庭で交通事故防止を考える機会を創出している。

このうち入遠野小では、県警が「家庭の交通安全推進員」に委嘱する6年児童6人に贈られ、五十嵐洋之校長が見守る中、佐藤柊斗君に古関署長、櫛田、柏原両会長から手渡された。夜光反射材はさらに祖父母が受け取れるよう、その場で子どもたちから託された。古関署長は「ぜひ『夜歩くときは、夜光反射材を身に着けて』と声をかけてほしい。皆さんからのお願いが一番効果的です」と呼びかけた。

写真は、入遠野小で行われた夜光反射材の贈呈式(クリックで拡大)