2020年12月14日(月)

■<新型コロナ>いわき市で新たに1人 福島県の感染状況「ステージ2」に

県は14日、いわき市で13日、新型コロナウイルスの陽性者が1人確認されたと明らかにした。市内での陽性者は計51人となった。

県によると、陽性と分かったのは30歳代の会社員女性。11日に咳、12日に発熱や関節痛、倦怠(けんたい)感があり、同日に医療機関を受診。13日にPCR検査の結果、陽性と判明した。現時点で感染経路は不明という。家族が濃厚接触者に該当する。

また内堀知事は14日、福島県の感染状況について、政府の分科会が示す基準で4段階のうち、感染漸増の「ステージ2」に当たるとの認識を初めて示した。病床のひっ迫具合に加え、県内全体で陽性者が高止まりしている点を理由に挙げる。

このまま確保した病床(468床)の利用率が25%を超えると、感染急増の「ステージ3」の指標の一つを満たすこととなり、県外との往来自粛や、飲食店の営業時間短縮なども取りざたされるため、県民一人一人に必要な対策を求めた。

■中学サッカー・めひかリーグ 東日大昌平が初優勝

第14回市中学生サッカーリーグ「マルトめひかリーグ2020」(NPO法人いわきサッカー協会主催、市、いわき民報社の後援)は最終日の12日、錦町のクレハサブグラウンドで、IIステージ(順位トーナメント)の1〜3部の決勝と1部の3位決定戦を行った。1部決勝では、東日大昌平中が小名浜一に2―0で勝利し、創部2年目で初優勝。足掛け3カ月にわたるリーグ戦の頂点に立った。

1部決勝は、ともに初優勝を狙う小名浜一中と東日大昌平中が激突。県新人戦準優勝校の東日大昌平中が試合巧者振りを見せた。前半終了間際、ゴール前で待つFW門馬圭汰(2年)がFW青山花道(同)のセンタリングを右足で合わせ、先制ゴール。後半21分には、FW石山輝空(同)がゴール前の密集をかいくぐり、左足で2点目を奪ってダメ押しした。

写真は、創部2年目で初優勝した東日大昌平中=12日(クリックで拡大)

■アリオスで恒例の「現代演劇ポスター展」 来年2月14日まで

いわき芸術文化交流館「アリオス」の主催事業「現代演劇ポスター展 演劇とイラストレーション」が来年2月14日まで、同館1階東口ウオールギャラリー、公園側エントランスで行われている。観覧無料。展示は、同施設で毎年1回開かれている恒例企画で12回目。作品はポスターハリス・カンパニー(東京都渋谷区)が収集、監修した106点を紹介している。

会場には1970年代から現在まで、都内などの劇場で上演された演劇実験室・天井桟敷「身毒丸」( 作・寺山修二、岸田理生)、劇団青年座「喜劇新四谷怪談」(作・遠藤周作)、こまつ座「頭痛肩こり樋口一葉」(作・井上ひさし)など106点を紹介している。観覧時間は午前8時半〜午後10時半。29日〜来年1月3、12日、2月9日は休館。問い合わせは、アリオスチケットセンター=電話(22)5800=まで。

写真は、アリオス1階で開催中の現代演劇ポスター展(クリックで拡大)

■あすから「市年末防火啓発運動」 平のイオンでは絵画・ポスター展示も

「令和2年いわき市年末防火啓発運動」が15日、スタートする。市消防本部(猪狩浩二消防長)と市内5消防署は繁忙期となる31日までの半月、市内各地の大規模店舗や施設への特別査察、街頭啓発活動などを繰り広げ、市民に火災予防を呼び掛ける。

今回の重点目標は、「特定防火対象物における防火安全対策の徹底」と「住宅防火対策の推進にかかる火災予防広報の強化」。季節のイベントが増え、不特定多数が出入りする大型商業施設への利用客増が見込まれるほか、繁忙から注意力がおろそかになり、火災の危険が増すことが予想されるため、運動を通じて市民の防火意識の高揚を図る。

また、平消防署(大平公規署長)管内では来年1月15日まで、同署管内の幼稚園と小、中学校から寄せられた「火災予防絵画・ポスター」作品49点をイオンいわき店2階で展示している。

写真は、イオンいわき店で行われている火災予防絵画・ポスター展示(クリックで拡大)