2020年12月12日(土)

■あすまで「いわき市書道展」開催中 コロナ禍踏まえ発表の機会に企画

市内の40ほどの書道教室などから出展された、幼児から一般までの力作336点が一堂に並ぶ「第1回いわき市書道展」が11日、市文化センター5階大展示室で開幕した。市書道教室連盟会主催、いわき民報社など後援。13日まで。

コロナ禍で次々と展覧会が中止となり発表の場を失っている書家や書家の卵たちを勇気付け、さらに全国規模の書道展で優秀な成績を収めている本市の学生書道のレベルの高さを広く発信する場として、同連盟会代表を務め、書道用品の卸、小売販売などを手掛ける鹿中剛志さん(45)が中心となって企画した。

子どもたちは「愛」「感謝」「希望」など前向きなメッセージをしたためた書や楷書、般若心経をテーマにした質の高い書を出展。教室の指導者たちも漢詩、万葉集、禅語など多彩な題材で会場を彩った。初日は遠くは千葉県から約250人もの来場があったといい、12日も午前10時の開場とともに多くの書道ファンが訪れている。

入場無料で、最終日の13日は午後4時まで。同1時からは日本書道、全国公募展で最高賞などを受賞した学生、書道教室の指導者たちによる揮毫(きごう)大会も行われる。

写真は、会場に展示された力作を眺める来場者=12日(クリックで拡大)

■いわき総合図書館で「手づくり絵本展」 あすまで

第35回手づくり絵本展(市立図書館主催)が13日まで、JRいわき駅前ラトブ・いわき総合図書館4階学習室で開かれている。今年は144点(個人22点、小学校26点、中学校14点、高校81点、高専1点)と、新型コロナウイルス感染拡大の影響で例年より出品点数は少ないが、常連となっている87歳の女性や、小・中学生のほのぼのとする内容の作品、高校生が家庭科の授業の中で完成させたものなどが並んでいる。

本の装丁やストーリーの展開、布地や立体作品などのアイデア、挿絵など、どれも作り手の個性とアイデアが込められており、会場を訪れた人たちはページをめくりながら素人とは思えない絵本に見入っていた。

写真は、いわき総合図書館に設けられた手づくり絵本展の会場=11日(クリックで拡大)

■盛り場考察の市民講座 いわき地域学會 19日・市文化センター

いわき地域学會(吉田隆治代表幹事)の第358回市民講座が19日、市文化センター大会議室で開かれる。時間は午後2時から。講師は小宅幸一幹事。「いわきの盛り場」をテーマに繁華街、歓楽街とも称され、夜の都市を輝かせ周辺地域とかかわってきた盛り場の役割と盛衰を、いわき地方にあてはめて考察する。一般聴講可。

■5月に続いて第2弾 平の正月荘 自宅で楽しめるXマス企画実施中

平字大町の割烹(かっぽう)料亭「正月荘」は現在、クリスマス限定企画として、手巻き寿司(すし)の材料一式を同館が用意し、自宅で手軽に楽しめる「正月荘のクリスマス手巻き寿司」の予約を受け付けている。手巻き寿司は、今年の子どもの日に合わせて初めて実施し、好評だったため2度目の開催となる。今回は具材にローストビーフや照り焼きチキンも加わり、よりおいしく、より楽しめる内容となっている。

料理の引き渡しは24、25日の午後4時〜7時。店頭での受け取りとなる。予約の締め切りは20日までで、数量限定販売となる。「Go To Eatキャンペーンふくしまプレミアム食事券」も使える。予約、問い合わせは、同館=電話(23)3104=まで。

画像は、正月荘のクリスマス限定企画を伝えるチラシ(クリックで拡大)