2020年12月9日(水)

■交通安全作文・ポスターコンクール 市内各地で受賞作品の巡回展示

交通安全の意識高揚と交通事故防止を図る市、市交通安全対策協議会主催の「第54回交通安全作文・ポスターコンクール」が行われ、入賞作品の展示が市役所本庁舎をはじめ、市内3カ所で開催される。昭和41年から続く取り組みで、今年は交通安全作文、交通安全ポスターの絵画、標語の3部門に市内の小、中学校から1024点の応募があった。

入賞作品の表彰は例年、市、市交通安全対策協議会主催で催されている「市交通安全市民大会」で行われているが、今年は新型コロナ感染症の拡大防止のため、大会資料への記載のみとした。

作品展示は1日から始まっており、市役所本庁舎の展示は10日まで。この後、イオンモールいわき小名浜3階で15日から24日まで、イオンいわき店2階で26日から来年1月7日まで実施する。展示時間は、市役所は午前8時〜午後5時15分、イオンモールいわき小名浜は午前10時〜午後9時、イオンいわき店は午前9時〜午後9時まで。

ポスターは、絵画の小学校低学年の部・小沢結真さん(植田・3年)の作品(クリックで拡大)

■いわき市 災害時の常時開設避難所を拡大

市議会12月定例会は8日、一般質問2日目が行われた。新型コロナウイルスなどの感染症流行期を踏まえ、市は災害時常時開設避難所を45カ所から79カ所とし、各地区の自主防災組織と連携し、集会所等125施設を一時避難場所として活用すると、川崎憲正議員(志帥会)の質問に山田誠危機管理監が答えた。

市によると、災害時常時開設避難所を拡大した理由として、感染クラスターの発生を懸念し、避難者一人当たりの十分な避難空間を確保するためとしている。避難所に各地区の保健福祉センター職員を配置。不足時は他部署から指揮命令系統を極力維持しながら、追加配置を行って対応する。

一時避難場所として活用する集会所など125施設については施設管理者と協議の上、毛布10枚、感染症対策用のマスク50枚、手指消毒用アルコールなどを順次配備している。このほか、常時開設避難所の小中学校46カ所のうち、27校は教室等などで避難者の受け入れ準備が可能となっているという。

■あすのボーナス前に いわき信用組合が広報活動

市職員に10日、12月期末手当(冬のボーナス)が支給されるのを前に、いわき信用組合(本店・小名浜花畑町、江尻次郎理事長)は8日、市役所本庁舎前で、ボーナスの預金を呼び掛けた。本庁前支店と平支店の合同で広報活動を行い、職員16人が参加。同信組の法被に袖を通した職員が、出勤途中の市職員に金利が優遇される定期預金などを紹介したパンフレットなどを手渡した。

写真は、ボーナスの預金を呼び掛けるいわき信用組合の職員=8日(クリックで拡大)

■強盗防げ! みずほ銀行いわき支店で訓練

冬季ボーナスなど多額の金銭が動き、強盗などの凶悪事件が発生する危険性が高まる年末年始を前に、いわき中央署(柴田泰弘署長)は先ごろ、平字三町目のみずほ銀行いわき支店で模擬強盗訓練を実施した。非常時の対応力を上げるために毎年行われており、今回はナイフを持った犯人が店に押し入り、客1人を人質に取って現金を強奪するという想定で行われた。

行員、署員約35人が参加し、犯人役は客役にナイフを付きつけながら窓口の行員に迫り、手さげ袋を差し出して「金を入れろ!」と現金を要求。窓口から金を奪い1人で逃走した。行員たちは人質のけがの有無を確認するとともに犯人の特徴などをまとめ、警察に通報した。

訓練を終え、同署生活安全課の津田智宏課長が「相手としっかり目を合わせ、防犯意識の高い店だと認識させること。普段の心がけが防犯につながる」などと話し、危害防止のためにも不用意に犯人に近づかない、早く確実に人任せにせず気付いた人が非常通報ボタンを押す、犯人の特徴などをメモすることなどをアドバイスした。

写真は、模擬強盗訓練に臨む行員と署員ら(クリックで拡大)